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2025年度トラックシーズンを終えて

  • 執筆者の写真: VOLG RC
    VOLG RC
  • 8月17日
  • 読了時間: 3分

更新日:8月22日

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昨年度全国大会に送り出せなかった悔しさ


昨年度は、力のある選手が揃っていた現高校1年生の世代を、誰一人全国大会に送り出すことができず、私自身にとっても悔いが残る1年となりました。


選手たちは自主練習も欠かさず、こちらが提示した練習メニューにも真剣に取り組んでくれました。それだけに、結果を残せなかったのは指導者である私の力不足。彼らには申し訳ない気持ちでいっぱいです。


指導者としては「先につながる育成」を第一に考えています。しかし、選手たちにとっては「目の前の全国大会」を何としても目指したいもの。


その両立の難しさを痛感しました。練習時間には限りがあります。だからこそ今年は取捨選択をしっかり行い、本当に必要な練習に集中させなければいけないと感じ取り組んできました。




新しい指導体制でのスタート


今年度は「学法石川高校短距離ブロック」の指導をスタートしたのと同時に、川越スクールを休止。現在は 郡山スクール・石川スクール・学法石川 の3グループでの体制となりました。


学石組


学石組では、やり投げでの東北入賞、リレーでの県総体入賞と、監督交代という急な環境の変化の中でも上級生が中心となり成果を残してくれました。


実際に3年生と過ごしたのはわずか数か月でしたが、彼らのおかげで私自身も新しい知識を得たり、初心を思い出して陸上を楽しむ機会をもらったりしました。本当に良いチームで、楽しい時間でした。




郡山スクール


強い中学3年生が抜けて育成期に入りましたが、小中学生が春から力をつけ始め、秋以降の記録会が楽しみです。


特に短距離女子の成長が著しく、クラブとして初めての「短距離での全中出場」が来年・再来年に期待できそうです。男子の成長も秋が楽しみです。


また大人組の方々は、TT(タイムトライアル)やロードレースで自己ベストを更新し続けています。仕事・家庭・子育てと多忙な中でも努力を積み重ねる姿は本当に尊敬に値します。

「時間がない」という言い訳はできないと、むしろ私が教えていただいているようです。




石川スクール


少数精鋭での活動ですが、学石短距離組が参加してくれていることもあり、雰囲気良く進められています。


練習は学校の先生方にお任せしている部分も多いですが、その中で ゆめの が全中出場を決めてくれました。生徒の為に自分の時間を削って対応してくださる先生方への感謝を忘れてはいけないと改めて感じています。


今後は「短距離」「長距離」という枠にとらわれず、個々に合わせたトレーニングをより細かく取り入れていく必要があると考えています。




新しい挑戦と学び


これまで長距離中心に指導してきましたが、今年は短距離・中距離・長距離・投擲・跳躍・ハードルと一気に担当種目が広がりました。


半年間はまさに「勉強の日々」。新しい知識を取り入れることで、他の種目の指導にも活かせると感じています。


中途半端な指導は、子どもたちに対して申し訳なくなるので、これからも学びを続け、より良い指導を目指します。




大切にしたい指導の姿勢


練習はどうあってもキツいものです。だからこそ「楽しく取り組む」ことを忘れずに。


ただ、楽しい=適当ではありません。甘やかしすぎず、真剣に。そのバランスを大切に。


何より——

教え子の活躍は、選手本人の努力の賜物

教え子の失敗は、指導者の責任


指導者として年齢を重ねても謙虚に指導と向き合い続けられるようにこれだけは忘れずに。


夏が終わって秋からのシーズンも頑張っていきましょうか。

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